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気やエネルギーなどの状態。と、私事を少々。

【母子同服】という言葉をご存知でしたか?「代替医療」という概念を早く見直さないと。アーユルヴェーダでも中医でも同様なことが重要視されています。

FBページ「中医美容養生塾」さんの了解をいただき転載させていただきます。
アーユルヴェーダにしても漢方中医にしても生体生理を「整える」というということが基幹の一つになっているようですが、果たして現代式西洋治療はどうなんでしょう。


【母子同服】


昨日は、ママ対象の、初めての中医美容養生塾という事で、

昨日参加された方はお疲れ様でした~♪
遠いところ、わざわざ足を運んで下さり本当に有難うございました♪

人数は少なかったですが、その代わり、しっかりとお一人お一人の状態と向き合う事ができましたので、とても良かったと思います。

中医学では、四診(望聞問切)によって、人の全身と局部をよく観察して、診断に必要な情報を集めます。その後、様々な弁証法により体質を見極め、その人に合った治療法を選択します。

昨日は、中医学の診断法に沿った体質診断について学び、今の季節に起こりがちな病気についてのお話と、中医薬膳学に沿った食材のアドバイスをさせて頂きました。

まずは、座学で、ご自分の体質について学んで頂いた後、ゆったりとした瞑想音楽を掛けながら、呼吸法と静功を行い、緊張しきった交感神経と筋肉を緩めていただき、気血循環を良くしていきました。

そのあとは、ほっこりタイムという事で、気血循環を良くする漢方茶をいただきながら、お1人お1人が気になっている不調にあわせた、耳反射療法を行いました。

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実は、中医学では、『母子同服』と言って、親が不安定だと、子供にも影響を与えて情緒不安定になると言う考え方があり、子供が病気になったときは、親にも漢方処方する事があります。

まさに、母と子は一心同体という事ですね。

子育て中の母親は、出産後のホルモンバランスの乱れをずっと引きずって、体調がすぐれない方や、慣れない育児で、心と身体のバランスを崩してしまい、精神的に不安定になる方も多いと思いますが、

お母さんに心の余裕がなく、常に一杯いっぱいだと、自分の感情をうまくコントロールできなくなったり、ちょっとした刺激で激高しやすくなったり、交感神経が優位になって、疼痛の閾値が上がり、痛みに敏感になりやすくなります。

特に、子供が病気がちだったりすると、親がノイローゼ気味になってしまう事もありますが、それに追い討ちを掛けるように、今は、テレビ番組やインターネットを通じて、大量に流される情報が、あまりにも多すぎます。

そのために、子育て中の母親は、その情報に振り回されてしまい、必要以上に、食べ物に神経質になる親や、子供を不憫に思うあまりに、子供に世話を焼きすぎたりして、返って、自分自身を追い詰めて、ストレスを溜めてしまう人がとても多いように思います。

ですので、まずは、親のメンタルを正常に持っていくという事が、とても重要だと考えます。

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彦根市の漆作家 坂根龍我さんの作品の一望は waca-jhi's diary