ノロウィルス×洗浄
一週間ほど前の浜松のノロウィルスの話題も冷めないうちに山梨からもノロの報道がありました。
浜松はどのような状態で、ということが気になっていたのですが、
今日1/23日の朝刊などを見ると作業場の衛生管理は行き届いていたとの保健所からの発表もあったようです。
にもかかわらず事故を起こしたことに注目したいですね。
感染ルートを見ると、
一従業員の未発症感染⇒何気に触れた物⇒二番目への感染⇒拡大ということのようです。
工場では直接パンに触れる作業には手袋をはめるのは常識になっています。
それらをみると、やはり「石鹸」での手洗いが要になりますね。
そこで、ちょうどtogetterに石鹸のことが書かれていたんで、他からのソースも含めてまとめて見ました。
例えばお医者さんが手術をするような時には
肘まで石鹸をつけ、タワシで丁寧に洗ってから
無菌状態の手術着に着替えるようです。
そこまでしないと目に見えない菌類は防御できないということなのでしょう。
一般家庭ではなかなかできるものではないですが。
ただ念頭には入れおかなければと思います。
なにせ私の孫など見てると、水道に濡らすだけって感じなんですから。
「チャンと洗った?」って聞くと、
「洗った!」って、
返事だけはいいんです(´・_・`)。
困ったもんです。
話を本題に戻して、石鹸。
通常の石鹸、薬用石鹸、逆性石鹸などがあるわけですが、
使うには普通の石鹸が一番(液状も含め)のようです。
いわゆる「抗菌」とか「薬用」に頼って半端な洗い方をするのだったら
洗わないのとあまり変わらないと考えても良さそうです。
《汚れの剥離の様子》
特に逆性石けんは、
消毒薬として使われる(なので「医薬部外品」になる)ほどなのだそうですが、
ノロウィルスには効果がないそうです。
また、普通石けんと逆性石けんを混ぜると両方とも効果がなくなるようです。
考えてみれば当たり前、と言ったところですね。
普通の石鹸はアルカリ、その逆の酸性を“逆性”というわけだから
中和してお互いに効果をなくし会っちゃうと言ったところでしょう。
また、薬用石鹸の効果にはアメリカFDAもクレームをつけたということです。
石鹸の種類よりも大切なこと。
洗うのは掌だけでは全く不十分。
手の甲、指の間、爪の間、そして見落としがちなのが手首。
そこまでは忘れずに
毎回タワシまでは使えないかもしれないけど洗うべきだと言われてます。
補足として、ノロウィルスには
エタノールや逆性石鹸に対する抵抗性があり、
水道水に含まれる塩素にもある程度の耐性を持っているため、
洗浄が不十分になりやすいということですから
これも頭の片隅に入れておきたいことです。
ノロウィルスは「腐敗」とか「不潔」は関係なく牡蠣や貝類、漬物、そして生シラスなどからも感染した事例があるようです。
それが衣服や寝具、家庭用品、家具などの表面で数週間生存するということですから、
特にこの寒い季節には、
冷たいけど石鹸で丁寧に、が一番のようですね。
挿入の写真はhttp://t.co/11gALlqlHW togetter(本文中)
《食⇔体をもっと知ろう》の一望は waca-jhi's blog
彦根市の漆作家 坂根龍我さんの作品の一望は waca-jhi's diary